民進党代表選が告示された2日、佐賀県内の所属議員からは、自民党「1強」状態に対抗できる発信力や、党再生に向けた信頼回復を求める声が上がった。次期衆院選も視野に、野党第1党として地方の党員・サポーターが一体となれるリーダー像を思い描く。

 県連代表の大串博志衆院議員は蓮舫代表代行の推薦人として立候補の届け出役を務め、出陣式にも出席した。政策ブレーンでもある大串氏は、選挙期間中は一緒に全国を回る。自ら提案したキャッチフレーズの「新世代の民進党」に触れ、「蓮舫さんも私も民主党ができてから政治家になった新世代。代表を含め、新しく生まれ変わった姿を示したい」と力を込めた。

 最後まで代表選出馬を模索した原口一博元総務相(57)は会見し、「明日につながる戦いができたが、力不足を反省している」と語った。代表選の対応は「支援者と相談し、3候補の政策も見極めて考えたい」と述べるにとどめ、「党の路線というコップの中の争いにしないで大きなビジョン、信頼と覚悟を示す選挙にしてほしい」と注文した。

 代表選は、国会議員だけでなく地方議員や党員・サポーターも有権者で、ポイントが割り振られている。県内の地方議員は12人、党員・サポーターは3623人。特に地方議員は全国1586人で全体の4分の1のポイントを持っており、重要なウエートを占める。

 新代表の姿について江口善紀県議は「党再生にみんなが一丸となれる人」を期待する。政治の現状を「強い者がより強くなり、誰も思ったことを口にできない」と感じ、野党第1党として「問題点を鋭く指摘し、解決策を分かりやすく説明することが必要」として、強い発信力を望む。

 野党共闘に関して山下伸二佐賀市議は「他党と一緒に闘うことを前提とした手法には疑問を感じる」。政権時代の批判を踏まえ「なぜ国民に見放されたのか検証し、信頼をどう勝ち取るのかが重要」と述べ、候補者の論戦に耳を傾ける。

 鳥栖市の下田寛市議は「国民が『もう一度期待してみようか』と思えるトップでないといけない。党としての軸が何か、明確に押し出すべきだ」と政策論争を求めた。

このエントリーをはてなブックマークに追加