伸びやかな歌声を披露し、総合優勝を果たした熊澤知美さん=多久市中央公民館

張りのある歌声で会場を魅了する出場者=多久市中央公民館

■熊澤さん(東京都)総合優勝

 第35回佐賀タンス長持唄全国大会(同大会実行委主催、佐賀新聞社など共催)が27日、多久市中央公民館であった。3歳から90代まで189人が出場し、自慢ののどを披露した。総合優勝(民謡協会賞、県知事賞)には青壮年の部の熊澤知美さん(29)=東京都=、佐賀新聞社賞には実年の部の上田裕子さん(59)=熊本県=が輝いた。

 佐賀タンス長持唄は、花嫁行列の道中に歌われていた祝い唄で、全国各地に長持唄がある中でも特に人気の高い民謡。県内を中心に九州、関西などから出場者が集まった。

 出場者は情感を声に乗せながら、豊かな声量と節回しを披露した。今年は35回大会を記念して、3歳から小学1年までの子どもたちが新郎新婦の姿に扮(ふん)し、会場を花嫁行列で練り歩くアトラクションもあった。

 総合優勝を果たした熊澤さんは唐津市出身。佐賀タンス長持唄は難しく、以前は苦手だったが、「花嫁の気持ちを想像できる年齢になり、歌声に心が通った」という。会場には応援に駆け付けた婚約者の姿もあり、「民謡を歌う姿を見せられてよかった」と喜んだ。

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