四阿屋神社近くの水遊び場。夏場はたくさんの子どもたちでにぎわう

 牛原(うしわら)といえば誰もが知っているのが「四阿屋( あずまや )神社」です。安良(やすろ)川と四阿屋川との合流付近にあります。夏には鳥栖市民の水遊び場として親しまれ、たくさんの子どもたちが境内の川で遊んでいます。

 同神社のもう一つの大事な役目は、農業に欠かせない水に関わる神社だということです。九千部山地の水の恩恵をここで配分しています。

 この辺りで用水路に取り込んだ水は、神社のすぐ南の別石(わけいし)という所でいくつかの方向に分配し、下流の村々と水田を潤します。旧養父(やぶ)郡の多くが安良川の恩恵を受けるため、四阿屋神社は郡全体をまとめる「惣社」となっています。

 同神社には昔、「牛ノ尾別当(べっとう)」と呼ばれる山伏(やまぶし)がいたと記録にあります。「牛原」という地名の由来と考えられます。(鳥栖郷土研究会会長・藤瀬禎博)

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