検察官の視点から注意を喚起する尾川検事=佐賀市の西川副公民館

 人口10万人当たりの事故発生件数4年連続ワーストからの脱却に向けて県警と協力し、検察の立場から注意を喚起しようと8月25日、佐賀市の西川副公民館で佐賀地検の検事らによる講話があった。警察が各地で行う交通啓発活動に合わせて行い、西川副の老人クラブ会員ら72人にワースト脱却を呼び掛けた。地検と県警が協力した啓発運動は県内で初めて。

 講話では、尾川健三検事が事件事故発生後の手続きや当事者らの暮らしなどを説明。仕事を失ったり、家族が崩壊に至るケースを取り上げ、事件事故の悲惨さを訴えた。「刑務所に入らなければ交通ルールの考え方は変わらなかった」「自分のことしか考えていなかった」など、事故の実刑判決を受けた受刑者の声も紹介した。

 参加した西川副老人クラブ連合会の古賀一彦会長(82)は「高齢者による事故は多い。事故後の流れなどは一般住民への理解が進んでいなかったように思う。良い機会になった」と話していた。

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