■「家庭学習十分でない」

 佐賀県教育委員会は28日、文部科学省が小学6年と中学3年を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の県内公立校の結果を公表した。8区分中、知識を問う小6の「国語A」「算数A」で全国平均を上回ったが、それ以外の6区分は全国平均を下回った。県教委は活用に課題があるとし、「全体的にはやや改善されたが、成果が十分表れているとはいえない。家庭学習の時間も延びているが、十分ではない」と分析した。

【2017年度全国学力テスト】 都道府県別・政令市別結果、問題と解答

 県内と全国の平均正答率を比較すると、小6では知識を問う国語Aが75%(全国74・8%)、算数Aが80%(同78・6%)と全国平均を上回った。活用に関する問題は全国平均を下回り、国語B56%(同57・5%)、算数B44%(同45・9%)だった。

 中3は全ての区分で全国平均より低く、国語A77%(全国77・4%)、国語B70%(同72・2%)、数学A62%(同64・6%)、数学B46%(同48・1%)。

 県教委は、学力が伸び悩む一因に家庭学習時間を挙げ、対策を進めている。平日の1日当たり「1時間以上勉強している」とする割合は、小6で昨年度より1・9ポイント高い62・6%、中3で同比2・9ポイント高い65・5%と増えたが、全国と比較すると2~4ポイント程度下回った。テレビの視聴時間が長い傾向が出ているため「家庭とも連携しながら取り組みを点検、検証したい」としている。

 活用力をつけるため、授業に「話し合う活動」「社会とのつながりを感じられる学習」を組み込み、考えを広げたり、深めたりする指導法の改善を図る。

 全国学力テストは、県内の公立小学校161校7265人、中学校92校7422人で実施した。

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