川久保正文神埼署長(右)から感謝状を受け取る廣瀬さん=佐賀市内のガソリンスタンド

 神埼警察署は、防災情報配信システム「あんあんメール」で捜索情報を配信した直後、その行方不明者を保護したのに気付き、連絡を寄せた佐賀市内のガソリンスタンド店長の廣瀬孝則さん(42)に署長感謝状を贈った。「行方不明になった」と署が連絡を受けてから、わずか1時間のスピード発見に至った。

 2月初旬の朝、神埼市内の80代男性の行方が分からなくなり、神埼署は寄せられた情報を基に住所や年齢、体格、服装などを記して、メールを送信した。

 そのころ、廣瀬さんは佐賀市内のスタンドに歩いて入ってきた男性を不審に思い声を掛けた。目的地を尋ねると、県西部の地名を答えたため、男性を事務所に通したという。そこでスマートフォンに届いたメールに気付き、「名前や靴の特徴までいっしょだった。間違いないと思いすぐに連絡した」。一報があってから約1時間で、同署は「無事に見つかった」と胸をなで下ろしたという。

 感謝状を受け取った廣瀬さんは「当たり前のことです」と控えめに話したが、贈呈に訪れた川久保正文署長は「時間がたてば、増員をかけたり、消防団に捜索を要請したりと気をもんでいた。ご協力感謝します」と述べた。

 川久保署長は「(あんあんメールの)運用がうまくいったケース。地域で安全安心を築くため、メールの登録者がさらに増えてくれれば」と話した。

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