命をつなぐ大切さを話す宮田修さん=佐賀市のアバンセホール

 「佐賀いのちを大切にする会」は1日、元NHKアナウンサーの宮田修さんの講演会をアバンセで開いた。現在は千葉県の神社で宮司を務める宮田さんは「いのちのバトン-中今(なかいま)を生きる」と題し、命を次の世代へつないでいくことの大切さを訴えた。

 NHK大阪放送局勤務時代に、阪神・淡路大震災発生時の被災情報を13時間にわたってアナウンスし続けた宮田さん。NHKを定年退職する前に、知人に頼まれ跡継ぎがいない千葉県の神社の宮司になるため2年間、通信教育で学び、“中今を生きる”という神道の思想と出合ったという。

 「今まで無数の命があって続いてきたから自分の命がある。自分の命は両親から続いてあずかっているもの」。宮田さんは“中今”の生き方をそう説き、「日本人が“中今を生きる”伝統的な考え方を忘れてしまっている」と指摘した。

 若い世代が結婚に消極的なことや1日500人の胎児が中絶で亡くなっていることを挙げ、「両親につないでもらった命を子どもにつないでいくことが大切。若い人にも考えてもらいたい」と呼び掛けた。

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