導入したストーブと、県産杉の木くずで作った燃料のペレット=佐賀市三瀬村の三瀬支所

 佐賀市役所三瀬支所は、県産杉の木くずを燃料にしたペレットストーブで暖を取っている。冬の朝夕は氷点下を下回る標高400メートルの高地。天井が高い庁舎は冷え込みが激しく、1月に2台を設置した。職場が暖かくなり、県産の木くずを燃やすのでエネルギーの地産地消にもなり“一石二鳥”の効果を上げている。

 燃料は木くずを粒状に固めたペレット。佐賀市富士町のNPO法人「みんなの森プロジェクト」(吉村剛理事長)が、市内の製材所や富士大和森林組合から出る杉の木くずを利用して製造、供給している。

 三瀬支所は鉄筋2階建て。天井まで吹き抜けで、栗原要支所長は「熱気が上に逃げて室内がなかなか暖まらない」。備え付けの暖房16台をフル稼働させても、防寒着と膝掛けが手放せなかったという。

 寒さ対策を検討中にペレットストーブの存在を知り、1月に設置した。職員は「足元が少し温かくなった」「外から帰って手をかざせるのはいい」と喜ぶ。導入費は約100万円。県のふるさと木材利用拡大推進事業で半額の助成を受けた。燃料代は5万4000円(4カ月分)を見込む。

 栗原支所長は「行政がペレットを率先して使うことで森林業へ貢献できれば」、NPOの吉村理事長も「支所で使ってもらえてありがたい。林業の活性化にもつながれば」と話す。

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