ノンステップバス乗車体験の参加者たち。車椅子は床のベルトで固定されている=佐賀市の佐賀女子短期大

健常者の佐賀女子短期大の学生も車椅子に乗り、スロープからの乗車を体験した

 車椅子利用者にバスの積極的な乗車を促そうと、佐賀市で6月30日、車椅子での乗車体験があった。乗り口に段差のないノンステップバスで公道を走り、車椅子で生活する5人と短大で福祉を学ぶ学生10人がバスの利便性を確かめた。

 佐賀市交通局が車椅子が3台乗るバスを用意した。交通局の職員が設置したスロープから乗車し、職員が手早く床のベルトで車椅子を固定した。走行中は揺れ具合などを確認。身体障害者手帳を提示すれば同伴者まで運賃が半額になることなどの説明も受けた。

 乗車体験は、障害のある立場から理解を広げようと活動する「◯◯(マルマル)な障がい者の会」の内田勝也会長(27)が佐賀市交通局に協力を依頼し、3年前から毎年実施している。内田さんも車椅子で生活し、「自分だけで出掛けられるという自信を一人でも多くの人に持ってほしい」と願う。

 ノンステップバスは時刻表の「N」が目印で、乗降時にタイヤの空気圧を低くし、車高を下げる「ニーリング」機能でスロープの傾斜を小さくできる。乗車中は要望があれば車椅子と体を固定する胸ベルトも貸し出している。

 普段車椅子で生活する佐賀市の30代女性は「思ったより揺れなかった。普段はヘルパーの移動支援を使っているが、これからはバスも使いたい」と話した。

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