玄海原発3、4号機

 内閣府は29日、再稼働を冬にも控える九州電力玄海原発(佐賀県東松浦郡玄海町)の事故を想定した国の原子力総合防災訓練を9月3、4日に実施すると発表した。避難計画の策定が必要となる半径30キロ圏には多くの離島も含まれている。海が荒れた時の対応などを確認、計画の実効性を検証する。

 また中川雅治原子力防災担当相が8月29~30日に半径30キロ圏に含まれる佐賀、福岡、長崎の3県を訪れて知事や副知事と会談することも発表した。現地視察は就任後初。玄海原発の周辺地域の防災対策を確認する。

 訓練には3県の自治体や原子力規制委員会などの政府関係機関が参加。玄海4号機が運転中に佐賀県北部で最大震度7の地震が発生し炉心損傷で放射性物質が放出された複合災害を想定、住民避難の手順などを確認する。

 波浪注意報が続き橋のない離島から海路による避難が難しい場合も想定。訓練では、放射線防護対策施設で気象条件が好転するまで屋内退避し、その後船で島外に移る。

 放射性物質による汚染状況を把握するためにヘリコプターによる放射線量測定を訓練で初めて実施する。【共同】

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