吉野ケ里歴史公園・企画展

吉野ケ里歴史公園・中国式銅剣

 特別企画展「よみがえる邪馬台国」が23日から、吉野ケ里歴史公園内の弥生くらし館で始まる。多くの弥生時代の遺跡があり「筑紫の宝庫」と呼ばれる福岡県の朝倉地域に焦点をあて、出土資料約240点を展示する。主催する歴史公園は「悠久の歴史や邪馬台国に思いをはせていただければ」と呼び掛ける。11月12日まで。

 朝倉地域は邪馬台国九州説で有力候補地である筑後地域や八女地域の北側で、研究者の中には「朝倉説」を唱える人もいる。企画展では、大木遺跡で出土した黒塗りの鹿や線刻の水鳥や建物が描かれたかめ棺や、中寒水屋敷遺跡群から出土した国内で2例しかない中国式銅剣などを展示する。

 また、邪馬台国近畿説で「投馬国」に推定される吉備(現在の岡山県)にも着目し、墳墓祭祀に使用する特殊器台やつぼなどを展示する。後の「はにわ」につながる土器で大和政権成立との密接な関係がうかがえる。吉野ケ里公園の歴史専門員は「九州ではめったに見ることができない出土品ばかり」と紹介する。

 期間中、9月30日に歴史講座、10月1日は吉野ケ里遺跡や今後の邪馬台国研究のあり方についてのフォーラムが開催される。問い合わせは公園管理センター、電話0952(55)9333。

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