決勝・諸富北小ク-諸富南少年 諸富北小ク5回表1死二、三塁、2番吉次太陽の内野安打で3-2と逆転する=佐賀市のみどりの森県営球場

 高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球佐賀県大会(県軟式野球連盟・佐賀新聞社主催、日本マクドナルド協賛)最終日は2日、佐賀市のみどりの森県営球場で決勝と九州大会第2代表決定戦を行った。

 決勝は諸富北小ク(佐賀市)が諸富南少年(同)を4-2で下し、13年ぶり8度目の優勝。九州第2代表決定戦は思斉少年(佐賀市)が神野少年(同)を7-6で破った。

 諸富北小クは8月10日から東京で開かれる全国大会、諸富南少年と思斉少年は同19日から沖縄である九州大会に出場する。

諸富北小ク4-2諸富南少年

 好機を確実に生かした諸富北小クが競り勝った。

 諸富北小クは一回、1死から下津浦の三塁ゴロの間に三走平川が帰って先制。1点を追う五回は犬塚、平川の中前打などで1死二、三塁とし、吉次の内野安打で走者2人が帰って逆転した。さらに2死二塁で三盗を試みた下津浦が、相手の悪送球を誘って生還した。先発の平川は制球に苦しみながらも要所を抑えて完投した。

 諸富南少年は四回、野中歩の中前打でいったん勝ち越し、五回以降も毎回三塁に走者を進めたが一歩及ばなかった。

 ▽決勝(みどりの森県営球場)

諸富北小ク100 030 0 4 

諸富南少年100 100 0 2 

諸富北小ク4―2諸富南少年

諸富北小ク

       打安点

(1) 平 川210

(5) 吉 次412

(2) 下津浦301

(6) 平田蒼200

(3) 岸 川200

(4) 木 村200

(8) 濱 野300

(7) 犬 塚210

(9) 平田充100

    計 2133

 振球犠盗失併残

 2533114

諸富南少年

       打安点

(2) 正 林310

(6) 平 野211

(5) 山 田100

(1) 實松弘400

(7)3江口竜410

(3)4牛 嶋200

(8) 津 田200

(9) 江口凌210

(4)7野中歩211

    計 2252

 振球犠盗失併残

 3733109

投 手回 安振球

平 川7 537

實松弘7 325

 ▽九州大会第2代表決定戦

思斉少年  0003004─7

神野少年  2121000─6

(思)中島理、東-峯

(神)山田、中島-井上

 初の諸富勢対決となった決勝は、数少ない好機を得点に結びつけた諸富北小クに軍配が上がった。相手の諸富南少年は合同練習を通じて絆を深めた間柄。諸富北の吉次司監督は「やりづらかっただろうが、しっかりやってくれた」と、激戦を制した選手たちをほめた。

 攻撃では積極的な走塁が結果に表れた。1点リードされた直後の五回表1死二、三塁。ヒットエンドランを仕掛けた吉次太陽の打球は本塁前で大きく跳ねて遊撃手へ。一塁送球で吉次が内野安打となった隙を突き、三塁を回っていた二走平川晴一は「行けると思った」と本塁に頭から滑り込んだ。

 前日の準決勝でミスが散見された守備も、決勝では持ち前の堅実さが光った。五回裏1死二、三塁のピンチでは、前寄りの中飛を濱野光太郎がしっかり捕らえて二塁へ送り、飛び出していた二走を遊撃の平田蒼が刺して併殺にした。

 主戦平川も7四死球と乱調気味だったが、粘り強く後続を断った。最終回、再び迎えた1死二、三塁の場面は連続三振でしのいだ。

 県内屈指の強豪で上位常連だが、タイトル奪還は13年ぶり。「諸富南だけでなく、大会に出た全部のチームの分まで一生懸命頑張る」。主将の吉次は131チームの覇者として全国に挑む決意を示した。

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