鳥栖―甲府 後半7分、鳥栖FW田川(左上)がこぼれ球に詰めてヘディングするもゴールならず=甲府市の山梨中銀スタジアム

 司令塔のMF鎌田がドイツ1部リーグ・Eフランクフルトに移籍して初の試合。鳥栖は新たな攻撃スタイルを試したが、決定力を欠き、下位の甲府に無得点で引き分けた。フィッカデンティ監督は「今のメンバーで形を変えながら、いろんなパターンをつくっていかないといけない」と課題を口にした。

 前半はワントップの趙東建(チョ・ドンゴン)の両脇にスピードのある田川と小野を据えたが、相手の激しい寄せとブロックを固める守りに苦しんだ。「ボールを持つべきところ、仕掛けるべきところを全体で統一しなければならなかった」とMF原川。

 後半はシステムを変更し、トップ下を置かない4-4-2を試行。さらに終盤は3バックにし、左サイドのDF吉田が深い位置に移り、シンプルなサイド攻撃も展開した。右から左に移ったDF小林は「練習ではやっていなかったが、力(原川)ともいい距離感を保ってカバーし合えた」と、一定の手応えを示した。

 この日でリーグ戦前半の17試合を終了。鳥栖は6勝6分け5敗(勝ち点24)と勝ちを一つ先行させている。ホームで圧倒的な強さを見せる一方、敵地での初勝利はまたしてもお預けとなったが、ここ5戦負けなしで折り返した。

 「結果は出せている。ポジティブな部分を持ち帰って次に挑みたい」とフィッカデンティ監督。後半初戦は8日にホームで迎える川崎戦。攻撃をどう機能させていくか。チームの底力が試される。

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