公設民営で再生を進めている多久市北多久町の温泉保養宿泊施設「タクア」(旧「ゆうらく」)を運営する長崎環境美化などは22日、再建計画案の一部見直しを発表した。有名シェフによる高級フランス料理のプロデュース契約を解除して和食レストランに変更、インバウンド効果を狙った免税品店の開設も先送りした。

 昨年5月の委託業者を選定する公募型プロボーザルで、同社の主要なコンセプトだった。

 同社はタクアの運営方法について「九州観光の拠点インバウンド戦略」「イベント交流と集いの場」「九州の食と物産が集合」の3本柱による再建策を提案していた。特にレストランに力を注ぎ、長崎、佐世保方面への観光客の昼食利用を取り込もうと、ハウステンボスホテルズ総料理長を務めるフランス料理シェフ上柿元勝氏がメニューを考案する予定だった。

 運営会社によると、タクアの経営計画の方向性を変え、8月に長崎県内の老舗旅館の料理長を雇用した。

 年内オープン予定だった宿泊施設や温泉利用は来年2月にずれこんでいる。同社は旅館業営業許可申請など県への手続きに時間がかかっているという。

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