城原川ダム、ボーリング調査始まる

 国が事業継続を決めた城原川ダムのボーリング調査が神埼市脊振町の小原地区で始まった。えん堤の位置や満水時の水面の高さを確定させるため、岩盤の強度などを調べる。ダム建設が再検証の対象となり、調査が棚上げされた2009年以来、再開は8年ぶり。

 武雄河川事務所によると、地質調査は年内をめどに全12カ所で実施する。60~80メートルを掘り、地中の岩を取り出して頑丈さを確認したり、水が漏れにくいかを調べたりする。

 神埼町と脊振町を結ぶ県道沿いの小原地区では19日、ボーリングが始まった。川の対岸などほかの地点でも機材準備を進めている。20日には川に生息する魚類の現地調査にも着手した。本年度はこのほか、地元住民の生活再建に関する意向調査を実施する。

 国交省は18年度予算の概算要求に5億3千万円を盛り込んだ。調査測量や付け替え道路の設計を予定している。ダムの総事業費は485億円で、洪水調節のみを目的とする「流水型ダム」で建設される。完成まで13年間かかる見込み。

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