確定検査、3割が未実施▽中3ピロリ菌

 佐賀県は、県内の中学3年生全員を対象に実施している、胃がんの主な原因とされるピロリ菌の感染検査の本年度実施状況を公表した。1次検査で確定検査が必要と判定された人は356人で、そのうち21日時点で28%に当たる98人が確定検査を受けていない。健康増進課は「胃がんの発症リスクを大幅に低減できる治療に結び付けるためにも、確定検査を受けてほしい」と呼び掛ける。

 8519人が対象で、6月末までに85%に当たる7230人が検査を受けた。検査の実施率は、初年度(78%)よりも7ポイント上昇した。確定検査が必要な生徒は夏休み期間中を中心に確定検査を受けているが、3カ月が経過した現時点で、7割にとどまっている。

 694人は検査をするかしないかの意思表示をしておらず、初年度(2016年度)の1356人からは半減したものの、保護者や本人への周知に課題が残った。

 ピロリ菌検査と除菌治療を保護者負担なしで行う県の取り組みは全国で初めてで、昨年度から始めた。検査は健康診断で採取した尿の残りを使い、陽性の生徒は検便で感染を確認する。胃酸を抑える薬と抗生物質、整腸剤を組み合わせた飲み薬を1週間ほど服用すれば、胃がんの発症リスクを大幅に低減できるとされる。

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