佐賀市長選・市議選の啓発ポスターをチェックする佐賀市選管職員。衆院選と重複期間が出るため態勢を強化する=佐賀市役所

 10月10日公示、22日投開票の日程で衆院選が実施される見通しとなり、佐賀県内の市町選管は投票所や開票所を確保するなど、対応を急いでいる。秋の祭りやスポーツイベントと重なって前回と場所を変更するケースも。10月15日投開票の市長選・市議選を控える佐賀市は事務作業を同時進行することになり、担当職員数では足りず、経験のある職員を“助っ人”として起用し、態勢を強化する。

 「(解散のある)衆院選はいつ実施されてもおかしくない。それにしても投開票が市長選の1週間後とは」。佐賀市選管の担当者は困惑を隠さない。

 衆院選が10日に公示されれば、市長選・市議選の選挙日程と5日間重複し、事務作業が重なる。「職員の負担を考えると、物理的にも時間的にも厳しい」。本来の職員8人で「市長選・市議選チーム」、経験職員の助っ人4人で「衆院選チーム」を組んで対応する。

 他市町も秋祭りやスポーツイベントが盛んなシーズンで、通常使っている投開票所の変更を余儀なくされる事例もありそうだ。

 唐津市は相知町の「相知くんち」(20~22日)が投開票日と重なる。投票所になるはずだった「浦の川スポーツセンター」がメイン通り沿いにあるため、相知交流文化センターに変更した。同日の「鏡くんち」も地元関係者と協議し、投票所を変えないことを確認した。

 有田町は「有田くんち」と投開票日が同じで、投票所1カ所が使えない可能性もあり、その場合は全8カ所の投票所を7カ所に統合して対応する。担当者は「変更した場合、どうすれば効率的に伝えられるか」と周知方法に頭を悩ませている。伊万里市は、「トンテントン(27~29日)と日程がずれそうだ」と一安心する。

 すでに使用予約が入っている投票所が多数あるという武雄市は、予約団体に事情を話して日程を変更してもらっている。開票所にも予約が入っていたが、市選管は「なんとか確保できそうだ」と胸をなで下ろす。

 玄海町は、町議選の投開票を今月24日に控える。衆院選に向けた打ち合わせもできておらず、開票所の人員や投票所の調整も「他のイベントと重なっているかどうかも把握できていない。町議選が終わってからでないと余裕はない」。目の前の選挙に集中している。

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