JR九州は28日、人気観光地の湯布院までを結ぶ観光列車「ゆふいんの森」の7月15日以降の乗車率が37%にとどまっていると明らかにした。前年8月の乗車率(77%)と比べ、半分以下に減少した。九州北部の豪雨の影響で迂回(うかい)ルートを走るため博多(福岡市)-由布院(大分県由布市)の所要時間がこれまでの2倍以上となり、利用を敬遠した人が増えた影響とみられる。

 JR九州の青柳俊彦社長は福岡市で開いた記者会見で「湯布院を訪れる客が減っているのではと心配している。早期の復旧を確実に進めたい」と話した。ただ訪日外国人観光客の乗車などで徐々に持ち直す傾向が見られるという。

 ゆふいんの森は、7月5日の豪雨で大分県日田市の久大線の鉄橋が流失し一部区間が不通となり、小倉(北九州市)経由に切り替えたほか、運行本数も減らした上で同月15日に運行を再開した。JR九州は来年夏をめどに久大線を全面復旧する計画を公表している。青柳社長は鉄橋の架け替え費用に関し「一般的に考えると十数億円という規模になるのではないか」との見解を示した。【共同】

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