花田伸一准教授の話に聞き入る受講生ら=佐賀市松原の肥前通仙亭

花田伸一准教授

 NPO法人高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう)顕彰会の「佐賀おもしろ学講座」が、佐賀市松原の肥前通仙亭で行われている。21日は約90人の受講生に向けて、佐賀大学芸術地域デザイン学部の花田伸一准教授(44)が「お茶と現代アート」をテーマに語った。

花田准教授は、北九州市などで地域の中で行うアートプロジェクトに携わってきた。それらの事例を紹介しながら、アートを「マイノリティーに価値を与え、既存の価値観をひっくり返すもの」とし、アートとは「非日常に出合うことで日常を改めて振り返り、正解のない問いを楽しむ機会」と定義づけた。

 また、花田准教授が進める佐賀や周辺地域のアートマネジメント人材を育成するプロジェクトにも触れた。プロジェクトは2019年度、売茶翁にちなんで県内各地を巡回するアートカフェを展開する予定で、花田准教授は「アートの名のもとに、茶文化を世界に発信したい」と力を込めた。

 参加した佐賀市の原カツ代さん(73)は「物の見方が変わった。『型にはまらなくていいだ、はみだしていいんだ』と思えた」と目を輝かせていた。

 講座は各分野の専門家を招き佐賀の文化を学ぼうと開き、15期目を迎えた。玄海原子力発電所の現地研修など全11回が予定されている。問い合わせは同会、電話0952(97)7377。

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