対人関係を円滑に進めるコツを助言する窪田広信さん=佐賀市のアバンセ

 佐賀市児童養護施設の退所を控える高校3年生の自立を支援するセミナーが23日、佐賀市で開かれた。社会人に必要なコミュニケーションの基本や、対人関係を円滑にするコツをアドバイスした。

 施設の入所者は高校を卒業する18歳で原則退所しなければならないが、貧困や親の虐待で施設に入ったケースでは親を頼ることができない。セミナーはこうした生徒の就職や進学をサポートしようと、NPO法人「ブリッジフォースマイル」(同市)が8月から開いている。

 講師を務めたNPO法人「国際教育支援機構」(福岡市)の窪田広信代表(39)は、退所者の多くが「職場での人間関係」などコミュニケーションに関する悩みを抱えているというアンケート結果を紹介。「一方的ではなく、相手に合わせて言葉を選ぶことが重要」と助言し、まず自分から進んであいさつすることを求めた。

 県外での就職を予定する男子高校生(17)は「社会では自分の考えを伝え、相手のことを理解することが重要だと分かった」と話していた。セミナーは来年1月まで6回開く。

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