再三の好セーブでチームの今季初勝利に貢献したトヨタ紡織九州のGK下野隆雄=福井県の北陸電力福井体育館フレア

 主将の意地が待望の今季初勝利を呼び込んだ。トヨタ紡織九州レッドトルネードは北陸電力を28―24で撃破。今季初先発したGK下野隆雄が再三の好セーブを見せ、粘る相手を振り切った。

 昨季は2戦2勝し、確実に勝利を奪いたい相手だったが、チームの状態は万全ではなかった。昨季シュート阻止率で日本リーグ1位になったGK岩下祐太が急性胃腸炎のため不在。ここで踏ん張ったのが、GKで主将を務める下野だった。

 前半から、ホームで勢いづく相手の攻撃を何度もシャットアウト。後半に自分たちのミスから同点まで追い上げられた場面でも、最後尾から「守備からもう一回、もう一回」と何度も声を張り上げて、若いチームを鼓舞し続けた。

 久しぶりの先発出場となったが、「気負わずに普段のプレーができた」と下野。今季、若手がうまくできずに苦しんでいる勝負どころでの冷静なプレーを自らが示して見せた。

 連戦となる24日の豊田合成戦へ向けて「技術より、まずは気持ちで相手を上回りたい」と下野。もちろん、連勝して佐賀に帰るつもりだ。

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