名誉住職を務める岩手県二戸市の天台寺で、特別法話を行う瀬戸内寂聴さん=5日午後

 作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(94)が5日、名誉住職を務める岩手県二戸市の天台寺で、この寺の住職になって30周年を記念する特別法話を行い、ユーモアを交えた話に約5千人が聞き入った。

 寂聴さんは1987年に天台寺の住職になった時のことを振り返り「空気も水も清らかな地で、次第に大好きになっていった」と語った。自身も気分が落ち込むことがあると話し「そういう時は、楽しいことを一生懸命考える努力をした方がいい。嫌なことが多い世の中に負けては駄目」と聴衆にエールを送った。

 「ついこの間も心臓の手術をした」と明かし「死んでもいいと思ってもなかなか死なない。必ず治る」と笑いを誘った。盛岡市のパート吉田俊子さん(73)は「法話を聞くのは6回目。自分の失敗もさらけ出し、前向きな姿勢に毎回元気をもらう」と笑顔を見せた。【共同】

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