団体優勝決定戦・肥前A-浜玉 大将戦で肥前Aの大場優輝が寄り倒しで浜玉の田中秀明を破る=唐津市体育の森公園相撲場

浜玉との優勝決定戦で、肥前Aの大場優輝(右から2人目)が大将戦を制し、9連覇を果たす=唐津市体育の森公園相撲場

=ハイライト= 選手層厚く総合力でV9

 決勝リーグで勝敗が決まらず、優勝決定戦も大将戦までもつれた。肥前A・大場優輝が浜玉・田中秀明を寄り倒して勝負を決めると、選手たちは抱き合い、喜びを分かち合った。大会記録に並ぶ9連覇。重圧から解き放たれた選手の目には光るものがあった。「ヒーローは間違いなく大場。よく粘ってくれた」。川口洋昭監督は、顔を傷だらけにして我慢の相撲に徹した大将をたたえた。

 ライバル浜玉には決勝リーグの直接対決を2-3で落とした。白星の数をリードされ追いかける展開。星一つも落とせない状況で、9連覇に黄信号がともった。それでもリーグ戦最終の湊A戦は大場が5分を越え「水入り」となる熱戦を制し、全勝で望みをつないだ。最終的に白星数も浜玉と並び、優勝決定戦に持ち込んだ。

 決定戦の大将戦も組み合ったまま長丁場の相撲になった。「リーグ戦で負けた相手だったので、必死だった」と大場。浜玉・田中の左が緩んだと感じた瞬間、一気に前に出て寄り倒した。

 川口兄弟の強さが際立つ肥前だが、真の強さは選手層の厚さにある。今大会もライバルのオーダーを研究し、総合力の勝負に持ち込んだのが勝因ともいえる。来年は前人未到の10連覇に挑む。川口監督は「今年以上に厳しい大会になる」。重圧の先に、新たな高みを見据える。

このエントリーをはてなブックマークに追加