キリン ファイア

クラフトボス ブラック

ワンダ

 飲料メーカー各社が、コーヒーの品ぞろえを多様化している。消費量の6割を占める主力品の小さい缶コーヒーは落ち込みが続くが、ボトル缶やペットボトルなどに入った商品は容量が多くふたを閉めることもできるため、持ち運びに便利と好評だ。飲む場所もオフィスの席や出先などに広がり、若者や女性に客層が拡大している。

 アサヒ飲料が今月4日に開いたコーヒーブランド「ワンダ」の戦略発表会でマーケティング本部の本田和寛チームリーダーは「ボトル缶が中心的役割を担う」と力を込めた。カフェオレなどの新製品を10月に発売し、ボトル缶の品ぞろえを四つから六つに拡充する。

 キリンの調べでは、2016年のボトル缶コーヒーの国内販売数量は約9190万ケースと、10年比で約3・5倍に急増した。これに対し、小さい缶の販売は苦戦。業界関係者は「たばこを吸う時に飲む男性が多いだけに、喫煙者の減少も響いている」と指摘する。

 サントリー食品インターナショナルでは、4月に発売したペットボトル入り「クラフトボス ブラック」が「今年の新商品で一番のヒット」(広報担当者)となった。すっきりと飲みやすく、女性や若者にも受け入れられたという。同社は主力商品として売り上げへの貢献を期待する。

 一方、キリンビバレッジは、小さい缶コーヒーも含めた品ぞろえの拡充が鍵を握るとみて今秋、「キリン ファイア」の新商品を投入する。担当者は「気分やシーンに合わせて商品を選択できるようにした」と話した。【共同】

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