長唄を披露する杵屋五洲さん(右)と五猿さん=佐賀新聞社

■三味線・杵屋さん「学び続ける姿勢大切」

 第37回「手鏡婦人のつどい」が5日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。佐賀新聞エッセー欄「手鏡」に投稿する女性約80人が、投稿欄がつないだ縁を通じて、にぎやかに親ぼくを深め合った。

 澤野善文編集局長が「31歳から91歳まで幅広い年齢層から投稿があり、感性も多彩。『手鏡』は読者の人生の参考になっている」とあいさつした。

 長唄三味線奏者の杵屋五洲(きねやごしゅう)さん(鹿島市)が講演し、幼少期からの三味線とのつきあいや、邦楽文化継承への取り組みなどを紹介した。6歳で人間国宝の故三世杵屋五三郎(さんせいきねやごさぶろう)さんに師事し、現在も四代目の元で修行の身という五洲さん。芸歴は40年を超え、絶えず練習するうち「この年齢で分かることもある」とし、「勉強はきりが無い」と学び続ける姿勢の大切さを語った。夫の杵屋五猿(ごえん)さんとともに長唄「梅の栄」を披露すると、みやびな演奏に会場全体が聞きほれた。

 丸田康循生活文化部長による文章講座もあり、「説得力のある文章を書くのに必要なのは感動する心」と、感性を豊かに日々の生活を送るよう呼び掛けた。

 綿瀬万由美さん(唐津市)の投稿「きっと届くあなたへの手紙」(16年6月29日付)に感銘し、連絡を取り合うようになったという古賀尚子さん(81)=佐賀市=は、この日綿瀬さんと初対面。「大切な出会いをさせていただきました」と、「手鏡」が結んだ縁に感謝した。

(後日、県内文化面で詳報します)

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