国産菜種油復活の舞台裏について紹介する平田産業の平田繁實社長=佐賀市のマリトピア

 地域連携による商品開発を考えるセミナー(県地域産業支援センター主催)が15日、佐賀市のマリトピアであり、平田産業(福岡県朝倉市)の平田繁實社長=鳥栖市出身=が国産菜種油を復活させるまでの舞台裏を紹介した。

 平田社長は、国産復活の背景に「食」の安心安全を求める声があったことを強調。1996年から遺伝子組み換えの菜種栽培がカナダで始まったものの、顧客の7割が非遺伝子組み換えを望んだことから、カナダ産の輸入をやめて豪州の生産者と産直契約を結んだことや、他社が作らない「こだわりの商品」が生協などで支持されて2010年の国産菜種油の製造復活につながったことを紹介した。

 現在は九州産菜種油の加工受託も行っており、「原料や品質を追求すれば買ってもらえる。短時間で不純物を取り除く化学薬品は使わないなど製法も工夫している」などと語った。

 セミナーは、佐賀大の機能性健康食品開発拠点「徐福フロンティアラボ」の取り組みの一環。佐賀市のごまメーカー「まんてん」の高尾秀樹社長も講演し、約30人が聴講した。

このエントリーをはてなブックマークに追加