鳥栖-川崎 前半34分、シュートを決める鳥栖MF高橋=神奈川県川崎市の等々力陸上競技場

■守備の連係に手応え

 ラストワンプレー。相手のヘディングシュートをMF高橋が頭でクリアすると、試合終了の笛が鳴った。鳥栖はJ1屈指のパスワークを誇る川崎の攻勢をしのぎ、1-1でドロー。フィッカデンティ監督は、泥臭く守り切って勝ち点1を物にしたイレブンを「早く失点して逆に切り替えられた。鳥栖らしい試合だった」と評価した。

 試合開始早々にミスから失点したが、指揮官が求めるチームとしての柔軟性を発揮した。前半19分、MF小野がMF原川と負傷交代すると、「左の縦のスピードに対抗」(フィッカデンティ監督)するためMF福田を右に配置換え。福田は「後ろが優人さん(DF藤田)になっても、戸惑いなく入れた」と守備の意識をより高めて対応した。

 後半も、MF中村を中心に左右に大きく振ってサイドから崩そうとする川崎に対し、MF鎌田が「対応の中で自然と走った」と献身的にピッチを駆け回って対応。相手中盤を抑える役割を果たした。

 攻撃面の連係など、まだまだ課題はあるが、前半34分に押さえの利いたボレーで同点弾を放った高橋は「徐々に試合の中で対応できたのはチームの成長。気持ちのこもった戦いだった」と一定機能した守備に手応えを感じた様子。鎌田も「(失点後)切れずに守り切れた。難しいアウェーの中で、勝ち点1を持って帰れたのは大きい」と前を向いた。

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