奨励賞を受賞したサイエンス部のメンバー=佐賀西高校

 高校生が文化や芸術活動の成果を競う文化部のインターハイ「全国高校総合文化祭」で、佐賀西高校サイエンス部が自然科学分野の化学部門で奨励賞を受賞した。研究テーマは細胞膜の基礎研究で、同部は昨年に続き、2年連続の入賞を果たした。

 細胞膜を形成している分子の構造を研究した。実験では水上に脂肪酸の薬品を落とし、用意したろ紙から細胞膜を写し取った。ホットプレートで乾燥させたろ紙の重さから面積を計算して、細胞膜の広がりを調べた。

 限られた設備の中、年間を通じて千回以上の実験を重ねた地道な活動などが評価されたという。

 大会発表は百人規模の会場で実施。写真や動画のほか、手作りの分子模型を使った12分間のプレゼンテーションで説明した。大学教授などの審査員による質疑応答も採点に含まれ、専門的なやりとりが行われた。

 奨励賞は部門の4位相当。サイエンス部部長の伊藤健登さん(17)は「実験回数を重ねるにはチームでないとできない。他の学校もレベルは高かったが、地道にやってきた研究が評価された」と受賞を喜んだ。

 同文化祭は7月31日~8月4日まで宮城県で開催され、高校生約2万人が参加した。化学部門の研究には計37校が参加していた。

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