「第31回佐賀蒼松会展」が29日、佐賀市の佐賀県立美術館で始まった。古今和歌集など古典を題材に書いた、和歌や短歌の流麗なかな書の意欲作約180点が並ぶ。9月3日まで=写真。

 作品展には、会の創始者である故松永豊秀さんの「基本を大切に、あせらず休まず」という書の心構えや教えをふまえた、会員約90人の書2点ずつが並ぶ。平安時代の古典などに加え、今回はかな書道家で「昭和の三筆」の一人と言われる日比野五鳳さんの作品を手本に臨書に取り組んだ。

 日比野さんの洗練された書の線や墨痕の深みや味わい、懐の広さなどに発見や感動を受けながら、発展的に自分たちの創作に結びつけている。

 同会の大橋永佳理事長は「展示された書を通して、会員たちの個性や心の機微などを感じ取ってもらえたら」と話す。

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