店内に飾られたひな人形に見入る着物姿の女性=有田町の深川製磁

有田雛のやきものまつりで、焼き物のかけらなどを塗り込めたとんばい塀のある通りを着物姿で散策する女性=有田町上幸平

 有田焼のひな人形が通りを飾る「有田雛(ひいな)のやきものまつり」(有田観光協会主催)が、有田町一帯で開かれている。散策用の着物の貸し出しや、江戸時代から残る町屋を巡るツアーなどで焼き物の里の春を彩っている。20日まで。

 期間中毎日行われる着物の貸し出しは、小紋やつむぎなど女性用約40着、男性用約15着から好みの一着を選んでもらう。福岡市から訪れた合澤陽子さん(63)と児嶋和美さん(58)は、有田独特のトンバイ塀のある通りを散策。「風情があってタイムスリップしたみたい」と写真を撮り合っていた。

 このほか、ガイドとともに着物でレトロな町並みを歩いた後、ハワイアンリボンレイの小物を作る「きもので女子旅」(11日)や、小学生以下を対象にした「きもので歩こう 有田のひなまつり」(19日)、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された町屋などを巡る「有田の町屋とひな巡り」(期間中の土、日、祝日)などもある。

 焼き物店や窯元などでは磁器製のひな人形や家庭で受け継いできたひな飾りを展示。幸平の有田館では世界最大の高さ2・7メートルの磁器製ひな七段飾りや、柿右衛門窯とドイツで作ったひな人形を飾る。子どもの初節句に合わせて訪れた佐賀市の家族は「華やかなひな人形が春を感じさせてくれる」と見入っていた。

 問い合わせは有田観光協会。電話0955(43)2121。

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