模型を使って飛行機の進化の歴史や今後について語る麻生茂教授=白石町の福富ゆうあい館

紙飛行機を飛ばす子どもたち=白石町の福富ゆうあい館

 九州大大学院工学研究院の麻生茂教授(航空宇宙工学)による子どもたちに向けた講演会が8月29日、白石町の福富ゆうあい館であった。飛行機の歴史や航空分野の現状・未来について語り、参加した子どもたち約50人はそれぞれ紙飛行機も作って航空工学の面白さにふれた。

 麻生教授は航空業界の今後について、「いま世界に飛行機は2万機あるが、20年後は3万7千機になる」と紹介。「飛行機に加え、パイロットや乗務員、製造技術者、管制官なども必要になり、皆さんの仕事のチャンス」と、夢の選択肢として航空業界を勧めた。

 自身の研究も踏まえて「電気飛行機の時代が来る」と最新事情も話し、「試算では、1キロ飛ぶのにガソリンエンジンでは50円かかるが、電気なら10円とはるかに安い。いま輸出の稼ぎ頭は自動車だが、日本は飛行機でさらに高い技術が売れる」と持論を展開した。

 子どもたちはキットで紙飛行機を作って飛ばし、麻生教授からは「翼を水平、垂直尾翼は直角に」「水平よりやや下向きに送り出すとよく飛ぶ」と専門家ならではの助言も。太田純平さん(14)は「もともとあまり興味のない分野だったけど、話を聞いて興味が湧いた」と話していた。

 催しは、自然体験の中で子どもたちのリーダーシップを育む町事業「しろいし元気ッズ」の参加者を対象に開いた。

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