選果機にかける前に外観による選別基準を確認する選果場の職員たち=伊万里市の大川梨選果場

 伊万里市特産の「伊万里梨(なし)」の今季初の選果作業が3日、始まった。春先の冷え込みで開花が遅れた影響でやや小ぶりだが、糖度は13、14度と高いものも多く、甘さは上々。この時期に出荷されるハウス栽培の「幸水(こうすい)」は中元やお盆の贈答品として特に珍重され、東京や大阪などの都市圏に向けて出荷される。

 同市大川町の大川梨選果場では、作業の安全や販売高目標の達成を祈願する神事の後、選果場の作業員や生産者、JA職員が集まって外観による選別の基準を確認。光センサー搭載の選果機にかけて品質を入念にチェックした。生産者らは「雨が降らなかった分、甘くてきれいなものが多い」と太鼓判を押した。

 JA伊万里管内では、今シーズンの出荷量2160トン、販売金額9億6千万円を目標に設定。今年から南波多選果場と販売先も統一して運賃の節約や交渉力を強化し、有利販売につなげようと取り組んでいる。

 JA伊万里梨部会の前田丈男部会長は「接近中の台風が心配だが、1円でも高く売れるよう生産者みんなで努力したい」と話した。

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