命の大切さを考える講演会が1日、佐賀市の北陵高校であり、飲酒運転事故で娘を亡くした福岡県糸島市の大庭茂彌さん(70)が「今生きているのは当たり前じゃない。夢や目標を持って生活してほしい」と、生徒ら約700人に語り掛けた。

 大庭さんの次女三弥子さん(当時21歳)は1999年12月、鳥取県内で軽自動車を運転中に、中央線をはみ出した飲酒運転の対向車と衝突。軽自動車に乗っていた4人のうち、三弥子さんを含む3人が死亡した。

 大学生活を楽しんでいた三弥子さんの突然の死に「自分の目で確かめたとき、目の前が真っ白になった」と大庭さん。「飲酒運転をすれば周りの人もつらい思いをする。飲酒運転を見かけたらすぐに警察に通報してほしい」。生徒に事故の未然防止を訴えた。

 生徒らは大庭さんの言葉に真剣な表情で聞き入り、生徒会長の船津丸秀介さん=3年=は「お酒を飲んでいる人が運転をしようとしたら必ず止めるようにする」と誓った。

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