大分県警は3日、同県警察官のスピード違反をもみ消したとして、犯人隠避や公文書毀棄(きき)の疑いで、宇佐署の巡査部長ら20~50代の男性4人を書類送検した。上司らを含む計9人を、同日付で懲戒処分などにした。

 4人の書類送検容疑は共謀して5月26日、宇佐市内の国道で交通違反の取り締まり中、大分中央署の男性署員1人が乗った車のスピード違反を見逃した疑い。うち40代の1人は、速度超過を示す記録紙をシュレッダーで破棄した疑い。

 送検された4人のうち、50代の巡査部長は、停職3カ月の懲戒処分となり3日付で依願退職。他の3人は減給や訓戒となった。上司らには監督責任を問い、戒告や所属長注意などとした。

 県警によると、車は法定速度を19キロ超えた69キロで走行。交通反則切符(青切符)の対象だった。違反した大分中央署員は、送検された50代巡査部長の先輩で、かつて同僚だった。

 問題は6月12日に発覚。県警の松坂規生本部長は「警察官としてあるまじき犯罪。心からおわびする」とのコメントを出した。工藤秀幸首席監察官は記者会見し「再発防止のため指導を徹底する」と述べた。【共同】

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