世界大会5位を示す賞状を持って表敬訪問した佐々木さん(中央)と藤瀬さん(右)と秀島市長=佐賀市役所

 北海道大学3年の佐々木乙(ことの)さん(21)=多久市出身、佐賀西高卒=が8月、アメリカであったマイクロソフトオフィス製品の利用技能を競う世界大会のワード部門に県初の日本代表として出場し、5位になった。高校時から通い続けた佐賀市内のパソコン教室講師の藤瀬美奈さん(49)=佐賀市=と二人三脚で挑み、快挙を成し遂げた。

 大会は、ワードとエクセル、パワーポイントの利用能力を測る国際資格MOSを持つ高校生以上の学生が出場できる。資格同様に3部門があり、本大会には合計49カ国の代表151人が出場した。佐々木さんが出場したワード部門は、文章作成能力を競う試験で、正確性や課題を終える速度などが評価基準になる。

 佐々木さんは高校1年の時、藤瀬さんの教室に入った。大学進学で北海道へ引っ越してからも、春と夏の長期休みには教室に通い技術を磨き続けた。今年3月に優秀な成績でMOS試験に合格し、書類選考や面接などを経て5月に日本代表に選出された。

 試験内容は当日まで明かされないため「とにかく手探りで、練習量をこなしてカバーした」と藤瀬さん。北海道と佐賀、携帯電話で連絡を取り合いながら大会に備えた。佐々木さんは「大会期間が大学の試験期間と重なり大変だった」と振り返る。

 佐々木さんと藤瀬さんは2日、秀島敏行市長を表敬訪問した。獣医学部に通う佐々木さんは「皆さんの応援のおかげ。得た知識は、獣医師になった時の便利なツールとして使いたい」と話し、秀島市長は「本当にすごい。ぜひ佐賀に帰ってきて」とUターンを勧めていた。

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