ヤマハ発動機に復帰し、ロゴ入りのボールを手にするラグビー元日本代表の五郎丸歩=3日、ヤマハスタジアム

チーム練習に合流した五郎丸=静岡県磐田市

 ラグビー元日本代表で、2季ぶりにトップリーグのヤマハ発動機に復帰したFB五郎丸歩(31)=佐賀工高出身=が3日、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで記者会見し「まずはヤマハでしっかりやって、また代表にふさわしい選手になれるように頑張っていきたい」と述べ、2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会以来の代表入りに意欲を示した。

 チーム練習にも初めて合流し、プレースキックの練習では以前と違って両手を体の前で合わせない新たなルーティンを披露した。

 代表57キャップの五郎丸は昨年から今夏にかけてスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)とフランス1部リーグのトゥーロンに所属。定位置を獲得できなかったため出場は少なく「試合に出ないとパフォーマンスが落ちてくる。もう一度自分をつくり直したい」と日本復帰の理由を説明した。

 17~18年シーズンのトップリーグは8月18日に開幕。ヤマハ発動機は同日に愛知・豊田スタジアムでトヨタ自動車と対戦する。 古巣とプロ契約を結んだ五郎丸は「ヤマハ発動機の優勝に貢献したい」と意気込んだ。【共同】

【一問一答】「自分はまだまだ」

◎海外で学んだことは。

 「育った環境や文化の違いがある中で自分をアピールする難しさを感じた。(トップ選手の)ラグビーに対する姿勢などを日々見ていると、(自分は)まだまだだなあと感じた」

◎復帰にあたり、ヤマハ発動機の清宮監督から言われたことは。

 「期待しているよ、と。清宮さんには大学の頃からお世話になっている。恩返しできるように頑張りたい」

◎日本のラグビー人気について。

 「2019年ワールドカップに向けてどう盛り上げるかは、国内リーグも大事な要素。一役買うことができれば」

■出場機会求め帰国

 晴れやかな笑みを浮かべ、小走りで練習グラウンドに入る姿に心機一転で臨む姿勢がにじむ。海外で定位置を獲得できなかった五郎丸は「出場試合数が少なく、これ以上海外にいるとパフォーマンスが難しい」とプレー機会を求めて日本へ。8月18日の開幕戦に向けて「(出場を)狙っていますよ。うずうずしている」と実戦を待ちわびた。

 世界のスター選手が集うトゥーロンでのシーズンを「試合に出られなかった分、ジャージーを着た喜びは国内で感じられないものがあった」と振り返った。ただ、試合勘の鈍りは否めず「試合に出ないと試合のパフォーマンスは上がらない」。大学時代の恩師でもある清宮監督率いる古巣への復帰を決めた。

 海外で出場できない間は「試合に出るメンバーよりハードに練習する」ことを心掛け、体重に大きな変化はない。6月に帰国してからは自主トレーニングにも励んできた。得意のキックにも準備に余念がなく「皆さんキックを期待していると思う。成功率を上げたい」。1カ月半後の開幕に照準を合わせた。【共同】

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