2015年8月、国際宇宙ステーション滞在中の油井亀美也さんが撮影した日本に近づく台風の目(油井さんのツイッターから)

 2013年までの過去37年間で、日本を含む東アジアの国々に上陸する台風のピーク時の風速が15%増したことが分かったと、米カリフォルニア大サンディエゴ校などのチームが5日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。沿岸で海面水温の上昇が観測されており、台風に供給されるエネルギー源が増え、発達しやすくなったとみられる。

 今後も海面水温は高くなると予測されており、チームは「日本や中国、台湾、韓国を直撃する台風はさらに激しさを増すかもしれない」と警告している。

 チームは、米軍合同台風警報センターと日本の気象庁のデータを使い、1977年以降に発生した台風の進路や強さを分析した。この結果、フィリピン東方で発生した後、北方向に移動した台風のうち、75%が中国や日本などに上陸したことが分かった。台風ごとのピーク時の風速は77年から2013年の間に年平均で15%増加した。米国の基準で最も強い「カテゴリー5」や2番目の「カテゴリー4」に分類される非常に強い台風の数も4倍近くに増えた。【共同】

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