29日に大分空港に緊急着陸した米軍のオスプレイ。後方は離陸する民間機=30日午前8時55分、大分県国東市

■緊急着陸、民間機に影響

 大分県国東市の民間専用の大分空港に29日に緊急着陸した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイについて、小野寺五典防衛相は30日記者団に、計器に異常を知らせる表示があり予防着陸したとの報告を米側から受けたと明らかにした。在日米軍は30日午前、緊急点検のための準備を進めた。エンジントラブルの可能性があり、離陸前に「徹底的な点検を行う」としている。

 早ければ同日中に離陸する可能性もあるが、見通しは立っていない。全日空によると、緊急着陸を受けて29日に、大分発羽田行きの1便の出発が約20分遅れ、151人に影響した。

 普天間飛行場所属のオスプレイはオーストラリア沖で5日に墜落事故を起こし海兵隊員3人が死亡するなど、国内外で事故や緊急着陸が続いている。米軍は墜落事故後、安全宣言をして飛行を続けているが、不安の声が高まっている。

 大分県などによると、緊急着陸したオスプレイは、米軍岩国基地(山口県岩国市)から普天間飛行場に戻る途中だった。着陸前に米軍から空港管制塔に「エンジントラブルで緊急着陸する」と連絡があったという。一時煙と炎のようなものが上がったが、搭乗員6人にけがはなかった。【共同】

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