絵本の持つ力について実例を交えながら話す柳田さん=武雄市文化会館

 ノンフィクション作家で絵本の翻訳でも知られる柳田邦男さんの講演会が4日、武雄市文化会館であった。「人生で3度読んでほしい」という絵本の魅力や深さを具体例を交えて話し、マタニティーブックスタートを実践し、生涯学習に絵本を活用することを提案した。

 柳田さんは絵本を(1)子どもの時(2)親として子どもに読む時(3)子どもが成長し自分自身に読む時-の3回読むように提案。「パッと扉が開くような気付き、自らの人生を語っているような深い味わいを発見できる」と、子どもの時には気付かない出会いが広がることを解説した。

 絵を単色で描いていた子が、シャボン玉の絵本を見て2時間後には色とりどりの絵に変わった話や、テレビのスイッチを切ると「絵本の時間」を感じて表情が輝く赤ちゃん、小学生のいじめを解消した絵本など、心を動かす力を実例を交えて説明。「子どもの感性は豊か。言葉と絵とスキンシップから学び、成長する」と読み聞かせを勧めた。

 子ども図書館については、自らも関わった経験から(1)雨の日も安心して遊べる場所(2)一人で遊べる体験キット(3)乳幼児が安全に飲食できる専用スペースの三つが必要とした。

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