青少年の健全な育成に関する協定を結び、握手を交わす秀島市長(左)と逢阪県警本部長=佐賀市役所

 少年非行防止や犯罪被害少年の支援を行う県警本部内の少年サポートセンターと青少年の相談を受け付ける佐賀市青少年センターが、10月1日に佐賀市松原2丁目に開館するバルーンミュージアム3階へ移転する。同じ階に事務所を構えることで、市と県警が連携しやすい環境をつくり、非行やいじめ、貧困などの問題に素早く対処する。移転に伴い両者は6日、協力して青少年の非行防止や居場所づくりに取り組む協定を結んだ。

 市松原1丁目の県警本部内にあるサポートセンターは、相談者が入りづらいという課題があり、市の施設に同居することで来場しやすくする狙い。県警が市青少年センター(成章町)の老朽化で移転が決まっていた市側に持ち掛けた。

 移転先の広さは約2035平方メートルで、個室の相談室5部屋の他、調理室や音楽室などを備える。施設には警察官2人と青少年支援の専門知識を持つ少年補導職員3人、市の専任補導員1人が常駐する。市のセンター内に県警のセンター窓口があり、相談者の受け渡しや情報交換などの連携がスムーズにできる。

 協定の締結式では、青少年への支援や居場所づくり、街頭巡回指導など5項目で市と県警が協力することを確認した。秀島敏行市長は「次の佐賀市を担っていく青少年が、健全に育っていける環境を協力してつくっていく」とあいさつ。逢阪貴士県警本部長も「犯罪の低年齢化や増加傾向にある再犯率に取り組む核になる場所。子どもたちにとって開かれた場所にできれば」と語った。

 市青少年センターは、受付時間が平日の午前10時~午後5時、電話相談は0952(29)3594。警察少年サポートセンターは平日午前8時半~午後5時15分、電話0120(29)7867。

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