■7月以降で検討 顔写真の説明も

 マイナンバーカード(個人番号カード)の交付率が1割未満と伸び悩んでいることを受け、佐賀市は6日、一定規模の事業所、団体に市職員が出向いて交付申請を受け付ける方針を明らかにした。市民が顔写真を持参する必要があることも交付の障壁になっているとみて、手続き時に職員が撮影する。「出張交付」で申請の手間を減らし、取得を促す。実施時期は7月以降で検討している。

 市議会一般質問で村岡卓議員(公明)が尋ね、眞崎武浩市民生活部長が答えた。出張交付は、10人以上の申請希望がある企業や団体から要望があれば、市職員2人が出向いて受け付け、顔写真も撮る。申請者は免許証などの身分証明の提示が必要。手続き後、本人限定郵便でカードを送る。

 眞崎部長は「随時出張するには人員的な課題がある。強化月間のようなものを決め、集中的に出向きたい」と説明した。顔写真撮影は、国から提供されるタブレット端末を使う。7月以降、市役所窓口の申請時にも撮影に対応する。

 市によると、交付開始から1年が過ぎたカードの交付件数は1月末現在で1万5907件、交付率6・7%。交付率は県平均(6・1%)を上回るものの、全国平均(8%程度)を下回っている。眞崎部長は「カードは税金の電子申告や住民票のコンビニ交付など事務の効率化につながる。今後も普及促進を図っていきたい」と話す。

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