■政治、若者「変わらない」多数

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを「知っている」と答えた生徒は98・5%。高校の主権者教育などによって、制度の周知はかなり進んでいる。導入について「よかった」は26・6%、「どちらかと言えばよかった」が52・6%で、肯定的に受け止める生徒の割合は前回調査を16・6ポイント上回った。

 ただ、18歳選挙権の成果では懐疑的な見方も目立つ。若者の意見が政治により反映されるようになったかとの問いには、「あまり思わない」が36・8%で最多。「思う」は8・9%にとどまり、「少し思う」は28・8%だった。

 18歳選挙権で日本の政治や若者が変わるかとの質問では、「変わらない」(27・9%)が「変わる」(26・1%)を若干上回った。「変わらない」の割合は、選挙権のない1、2年生より3年生のほうが高かった。選挙権年齢引き下げの効果を、長期的にも見通せていない生徒が多い。

 自分の1票で政治が変わると思うかを尋ねたところ、「全くそう思う」「まあそう思う」の合計は47・4%で前回を9・5ポイント上回ったが、否定的な意見のほうが多かった。学年別にみても回答割合はほぼ同じで、投票行為が政治参加の成果を意識させるところまでは至っていない。

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