池田英雄副知事にフランスの老舗ギャラリーへ作品出展を報告する深川惠以子さん(左)と深川一太社長=佐賀市の県庁

 深川製磁のデザイナーで常務取締役の深川惠以子さん(63)が手掛けた作品が8日から1カ月間、フランスの老舗ギャラリーに並べられる。同国の国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」出展をきっかけに実現し、有田焼の伝統技術や新たな魅力を世界に発信する。

 出展するのは、フランスで最も権威があるといわれる「ギャラリーマーグ」。1945年に設立され、マティスやシャガールら現代アートの巨匠の作品も展示してきた。現在はオーナーのイザベル・マーグさんが認めた作品を紹介している。

 作品は焼き物約270点、絵画20点。社内で特別な黒さびを開発して筆のタッチの繊細さや勢いを表現したほか、たたずまいだけでなく、使う動作の中でも美しく見えるよう制作したという。展示会では「磁器を見つめて」をテーマに、フランスの著名デザイナーの作品とともに並べられる。

 深川さんはこのほど県庁を訪問し、「有田の400年の伝統技術をベースに新たな挑戦をした。磁器という素材の可能性、世界で100年、200年と続く新しい価値を提供したい」と語った。

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