復興にかける思いなどを語る石巻商業高校の生徒たち=伊万里商業高校

 伊万里商業高校(熊谷正実校長)の文化祭で3日、東日本大震災復興支援企画として特別講演があり、同校と交流が続く宮城県石巻商業高校の生徒らが被災地の現状や復興への思いを語った。

 震災の記憶を風化させまいと、石巻商の生徒を文化祭に招くようになって3年目。今年は生徒5人と教職員2人が訪れ、被災当時の実態や被災地の現状などを伝えた。生徒は被災時の苦難を乗り越え、「自分たちで未来をつくっていくことを意識している」と現在の心境を語り、同じ高校生へ「関係ない話と思わず、日頃から災害の対策について家族と話し合って」とアドバイスを送った。

 伊万里商は本年度、「実践的安全教育総合支援事業」の文科省指定を受け、生徒6人が7月13~15日、宮城県を訪問し、視察内容を報告した。現地では石巻商で交流したほか、児童74人が犠牲になった大川小や仮設住宅などを訪れ、娘を亡くした父親や家を失ったお年寄りからも話を聞いた。生徒は「テレビでは復興が進んでいるように報じているが、そうでない所も多かった」などと感想を語った。

 文化祭では復興支援チャリティーバザーも開かれ、石巻商のオリジナル商品のほか、熊本地震被災地の熊本農業高、八代農業高の商品も並べられた。

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