熊本城と大分県の観光名物温泉をモチーフに描いたモザイク画=佐賀市の佐賀学園高校

 佐賀市の佐賀学園高(梶原彰夫校長)の学園祭で、熊本・大分地震の復興を願う巨大モザイク画が飾られた。2年生約260人が学年制作として取り組み、両県に思いを寄せた。

 地震発生から5カ月がたとうとする中、記憶を風化させないようにと生徒と担当教師が話し合って決めた。「熊本・大分地震の復興を願って」をコンセプトに、8月上旬からデザインと作業工程を考えた。

 作業は8月26日から9月1日にかけて行い、生徒は2人1組で色鉛筆を手に、方眼が入った模造紙に色を塗った。1日2時間という限られた作業時間で行ったが、学年主任の橋爪智広教諭は「のめり込んで作業に打ち込んでいた」と生徒の姿勢に感心。どんな絵になるか、作業する生徒たちには知らせていなかったという縦4メートル、横7・5メートルの大画面に、方眼4万8千ピースを塗り上げた熊本城と大分県の観光名物の温泉が現れた。

 同校2年の樋渡直樹さん(17)と野中三峰子さん(17)は「きれいに塗ることを心掛けた。時間がたっても、私たちにできることがあれば何でもしたい」と話し、学年の団結を深めるとともに被災地へ思いをはせていた。

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