県内の小学6年生が冬休み中、気になる新聞記事を三つ選んで意見や感想を書き、保護者がコメントを寄せる自由学習「チャレンジ3days」(佐賀新聞販売店会・佐賀新聞社主催)の表彰式が6日、唐津市の浜崎小など3校であった。販売店会の門田豊会長らが、最優秀賞に選ばれた浜崎小の吉原界(かい)さん、北川副小の蒲原悠里さん、浜小の高田陽菜(はるな)さんらに表彰状を手渡した。
吉原さんは、八賢人おもてなし隊、オスプレイ飛行再開、レジの自動化を取り上げ、賛否両方の視点から主張を展開した。「新聞を読むことは生活の一部」といい、「これからも社会に起こっていることに興味を持って、自分の考えをしっかり持ちたい」と語った。
蒲原さんは、笑いヨガ、熱気球世界選手権、子ども食堂の餅つきに注目し、外国人バルーニストとの交流を振り返って「英語を学んで話し、外国へ行きたい」と夢を記した。取り組みをきっかけに子ども新聞を読むようになったといい「トランプ政権の行方が気になる」と話していた。
高田さんは、肥前浜宿の未来遺産選出、酒代わりに入浴剤を飲んで死亡者を出したロシアの事件、七草がゆを選び、身近な話題から世界の出来事までを取り上げた。高田さんは「受賞できてうれしい。チャレンジを通じて新聞をほぼ毎日読むようになったので、中学に行っても読み続けたい」と話した。
表彰式で門田会長は最優秀賞の受賞者一人一人に作品の感想を伝え、「これからもいろんな記事について家族や友達と話をしてください」と呼び掛けた。
自由学習チャレンジ3daysは、県全域での取り組みは5年目。今回は前年に比べ、参加校数は7校多い120校、人数は122人少ない5544人が応募した。