新たな生徒減少期に対応する県立高校の再編整備について佐賀県教育委員会は、活性化や学校運営の在り方などを定めた第2次実施計画の取りまとめ方針案を示した。県内に5校ある農業系高校を維持し、佐賀商に国際系学科の設置を検討するなど4項目の方向性を定めた。計画期間は策定時から2021年度までで、年内に正式決定する。

 農業教育の在り方は、地域の特性を生かして推進し、佐賀農を中心的役割を担う学校として他の学校との連携を強化する。生徒減少に伴う小規模化が進む場合は、農業系以外の高校との再編も検討する。

 神埼は19年度に神埼清明の隣接地に移転が決まっており、今後は両校の連携の在り方について地元の検討委員会で協議する。

 佐賀商に設置を検討する国際系学科では、コミュニケーション能力の向上を図り、国際ビジネスを学習することで、グローバル社会で活躍する人材の育成を目指す。産業技術の高度化に対応する専攻科設置は、農業科で必要性を検討するが、企業などのニーズが低い工業、商業、家庭の3科は見送る。

 02年度の再編計画では、多様な生徒への教育機会を拡大する目的で定時制と通信制を併設する高校の設置を掲げていたが、既に太良を改編しており、私立校との役割分担も考慮して取りやめる。佐賀北の通信制の施設は現地で建て替える。

 方針案は6日の定例教育委員会で承認された。今後は県議会の議論などを踏まえ、10月中旬に案をまとめ、県民の意見を聞くパブリックコメントを実施する。

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