公園開園を記念して、本分地区出身で大英産業会長の大園英彦さん(右から2人目)らが行った記念植樹=みやき町西島本分地区

■望郷の思い公園に込め

 みやき町西島の本分地区に4日、桜や果樹を植えた公園がお目見えした。同地区出身で不動産業「大英産業」(北九州市)会長の大園英彦さん(90)の寄付を利用して町が整備した。大園さんは「離れてこそふるさとの大切さが分かる。ぜひ実った果実を見に来たい」と目を細める。世代を超えた交流拠点として、地域のにぎわいづくりに役立てる。

■桜、果樹植え交流拠点に

 大園さんは旧日本海軍の予科練を経て終戦後、20歳の時に小倉市(現北九州市)へ赴いた。興行や八幡製鉄所での勤務を経験した後、1968年に前身の大英建設工業を設立。翌年大英産業と名称を改め、宅地の造成・販売、建売分譲住宅の販売事業を始めた。一代で大企業に育て上げ、2015年度9月決算の売上高は225億円。

 大園さんはふるさとへ長年寄付を続けており、本年度も町へ1000万円の寄付をした。町は寄付金を原資に本分地区の公民館北側の農地を買い上げ造成。町営の「大園公園」として開園させた。園の広さは1152平方メートルで、園内にはブルーベリーやサクランボ、リンゴ、梨など10種類計135本の木々を植樹した。

 同日あった開園式で記念植樹をし、大園さんらがヨウコウザクラの根元に土をかぶせた。本分地区の小柳武久区長(67)は「大園さんへの感謝を形に残せて、区としてもうれしい。子どもクラブの活動にも利用したい」と喜び、大園さんは「いくつになっても郷里はいいもの。まだまだ元気なので、たびたび顔を出し、地域の方々とお会いしたい」と話した。

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