子どもたちの手を取りながら水のかき方などを丁寧に教える岩崎恭子さん=白石町の有明スカイパークふれあい郷

平泳ぎ200メートルで2度出場したオリンピックの経験などについて話す岩崎恭子さん=白石町の有明スカイパークふれあい郷

 オリンピック金メダリスト岩崎恭子さんの講演会と水泳指導教室が23日、白石町の有明スカイパークふれあい郷であった。出場した2度の五輪の裏話を披露し、水泳教室では参加者一人一人の泳ぎを見ながら個別に指導した。

 講演では、競泳で史上最年少の金メダリストとなったバルセロナ五輪について、「予選は当時の世界記録保持者が隣のコースだったために、自分の泳ぎをしようと開き直ったら日本新記録が出た」「決勝を1着でゴールした瞬間は、達成感など全くなく、ただただびっくりした」などと回想。五輪後は世間からの注目で生活が一変して一時は水泳嫌いにまでなったと明かし、「苦しんだ中で出場したアトランタ五輪は、いろいろなことを乗り越えた大会だと思えた」と感慨を語った。

 水泳教室では、小学生から大人まで31人を教えた。まだ泳ぎに慣れない子どもたちには「腕は伸ばしたままだと力が入らないから肘を柔らかく」「足の裏はハの字の形にすると脚全体の力を使える」などと具体的に指導。さらに一人一人の泳ぎを数メートル見ただけで改善点を見極め助言した。

 白石小3年の林田幸樹君(9)は「苦手だった息継ぎのこつを教わった。できるようになった気がする」とうれしそう。消防士の太田道大さん(23)=嬉野市=は「腕で水をかくときの力の入れ方を教わった。これまで自己流だったので、いい機会になった」と満足げだった。

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