トークセッションで司会を務めた橋本みきえ西九州大准教授と、菊池清美筑後いずみ園施設長(右)=神埼市の西九州大神埼キャンパス

 ギャンブルやアルコールなどの依存症について考える「佐賀アディクションフォーラム」が24日、神埼市の西九州大学であった。自助グループのメンバーが、「人と場所を信じることが、自分を見つめることにつながった」など、依存症とその回復過程へのきっかけを語り合った。

 メンバー6人が「自助グループに参加する前、参加した後」と題したトークセッションで自身の経験を語った。薬物依存の男性は、子どもの頃、愛されていないと感じていたことから、家を出ても「必要とされなくなるのが怖かった」と自尊心が低かった自分を振り返り、「グループで自分を褒めることの重要さを学んだ」と話した。

 ギャンブル依存症の男性は「仲間を信じることで、正直に自分をさらけ出せるようになった」と、回復への第一歩に自助グループの存在を挙げた。他の参加者も「仲間の言うことを受け入れることで、生きる幅が広がった」など、信頼関係が自分の気付きのきっかけになると語った。

 メンバーの意見の後、児童心理治療施設・筑後いずみ園施設長の菊池清美さんが、信頼の場の大切さに注目し、「安心感という場所を広げてもらえたら」とまとめた。

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